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今さら聞けない? でも、知りたい! 日々のニュースや報道への疑問集

日本の適材低所の不思議、それを許す国民、コロナの先は?  

今、コロナウィルスの件では、台湾のIT大臣の活躍ぶりに、日本との落差の大きさに驚いています。ITにど素人の人物をIT大臣に選任して、適材適所と強弁して平気な総理大臣。任命責任など気にせず、すぐに過ちは訂正し、本来の適材適所にすればいいのに! これまでにない首相のリーダーシップには敬服してきましたが、色々見ると、結果的には国民意向とはかけ離れた変な方向へのリーダーシップが目立ち、これでは支持は離れます。

 

森友事件では公文書改ざんを命じられ、自殺に追いやられた大蔵省の役人がいても、その疑惑解明にはだんまりで、発するのは「適切な説明に努力」との実体のない言葉の連続。PRが上手で、これはトランプ大統領同様? 「おかしい、説明して」と願う国民が大多数であっても、選挙には影響ないと確信があるようです。政治家のレベルは国民レベルの反映といわれますが、コロナ対策の結果、医療崩壊の結果も、国民は「自己責任」、「リーダーを選んだ責任」を甘受せざるを得ない!? ドイツのメルケル首相のように、正直に国民に語りかけ、頑張っている姿が見えれば、その結果は国民は喜んで受けるのに! ドイツのコロナ対策の迅速性にも、日本との大きな違いに驚きます。どうして? 世界の他の国でできても日本でできない理由とは?

 

森友問題では、「本来、やってはいけない命令」を、明示か暗示かを問わず行った財務省の「責任局長は責任を取るべき」と多くの国民が思っても、逆に「国民の気持ちなど眼下に無い」がのごとく当該人物を昇格させ、国税庁長官に任命し、「適材適所」と強弁する財務大臣。これでは、明治以来の日本の世界に誇る官僚制度の「まじめさ、潔癖性、倫理観の高さ」は失われます。

 

国民がおかしいと思うだけではこの国は変わらない? 子供たちの模範となるべき国のリーダーが、倫理を無視し、嘘を平気で繕う不思議の国、日本。教育が大切といっても、これで日本の将来は安心でしょうか? 最低限、リーダーは「正直に、嘘はつかない」という大原則を大人と国の代表である総理大臣は、子供たちに示して欲しい。そのためには、「適材適所」だけでなく、「国民の財産である日本語」も本来の正当な意味で利用し、子供たちが誤解することのないようにして欲しいとお目負います。

 

また国民も、「政治の良し悪しで、自分たちの生活の良し悪しも左右される」ことをしっかり本音で考え、政治を監視し、「おかしいことはおかしい」、「いい加減では選挙で入れないぞ」と声を大きく上げ、働きかけるべきと思います。国民は、政治家に優しいだけでは、結果責任も甘受しなければならない厳しい現実が迫っているようにも思います。もう、1年の一番の稼ぎ時期のゴールデンウイークへの期待どころか、日本の医療、経済、文化、商店の生活の全てが心配です。多くの国民が願うように、心配が杞憂であってくれればいいのですが・・・。